fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

サプライズ

日本の年号が変わると世界に不幸をもたらす?

来年2019年は、明治維新から150年目にあたります。 歴史を振り返ると、明治維新以降、日本の年号が変わった翌年に必ず日本経済に良からぬことが訪れている。 大政奉還されて江戸時代が終わり、「明治」には「瓦解」と呼ばれる経済パニックが起き、「明治」か…

市場はサプライズ待ち?

あまり世間を騒がすニュ-スもなく、相場は穏やかな動き。 欧州連合(EU)と英国の離脱交渉について、EUのバルニエ首席交渉官は16日、英国が離脱する来年3月までに条約を準備するためには、交渉の最終的な合意期限が12月になるとEU加盟各国に通達…

低金利通貨円とスイスフランの動きにギャップ

低金利通貨である円とスイスフランで、その動き方にギャップが表れています。 スイスフランキャリ-の解消は、おそらく金利差トレ-ドの解消への動きと観ることができます。 9月以降、ドル/円がドル/スイスの動きに追従するかどうか注目です。 ドル/スイス …

米中間の一時的な金利逆転

米中間の金利逆転 中国の金利が米国より低くなることはめったにない。だが7月と8月にそれが起きた。中国当局が景気を支えようと、緩和的措置を講じ、世界1、2位の経済大国の短期金利が逆転した。 中国の翌日物金利は7月、米フェデラルファンド(FF)…

米国がWTO離脱という最悪シナリオも

米国がWTO離脱という最悪シナリオも 【シンガポール時事】中国の王毅外相は2日、シンガポールで記者会見し、米国による対中貿易制裁について「自国の利益追求のために一方的な行動に出ることは世界貿易機関(WTO)の原則に反する」と批判した。その上で、…

知られざる強い日本、強い円

日米原子力協定は、原子力関連の物資や技術の扱いを発電など平和目的に限って日本に認める取り決めです。原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し再利用を目指す「核燃料サイクル」に日本が取り組むことを可能にしています。米国は多くの国々と原子…

世界的な猛暑

世界的な猛暑 米国でも記録的な猛暑が続くなか、西部カリフォルニア州で発生した山火事が拡大し、国立公園の一部が閉鎖されるなど影響が広がっています。 カリフォルニア州の観光地、ヨセミテ国立公園に隣接する地域で、今月13日から山火事が発生して燃え広…

不動産バブルもいよいよ佳境へ

米国商業用不動産価格指数(CPPI:Green Street Advisors Commercial Property Price Index) これは、米国の不動産バブル絶頂の2007年8月 = 100 とした価格指数です。 現在ではその指数が126.9、つまり1.27倍へと価格が上昇しています。 仮に、不動産価格が…

第一次ブレグジットショック(2016年)を振り返る ~ポンド/円

<ポンドロングは16.5倍> 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票は、マーケットだけでなく、事前の世論調査やブックメーカー(賭け屋)も残留予想が大勢だった。ミセスワタナベのポンド買いは、得意の「逆張り」ではなく「順張り」だったと言える…

日本最大のリスク 大地震被災

日本で予測は出来なくても可能性として考えておくべき悲劇があります。その最大のものは大地震です。30年以内に大地震が発生する確率は70%だそうですが、地震列島日本では避けられない悲劇です。 明日にでも大地震で東京首都圏、大阪関西圏が壊滅状態に陥る…

フランス外相、米イラン間の戦争「ある」

【パリ時事】フランスのルドリアン外相は23日、ラジオ「フランス・アンテル」に出演し、米国がイラン核合意離脱を受けて発表した対イラン新戦略について、中東情勢の不安定化をもたらし、米国とイランの戦争につながる可能性もあると警鐘を鳴らした。その…

イラン核合意Ⅹデ- 5月12日

BBC News 国連のアントニオ・グテーレス事務総長はBBCとのインタビューで、ドナルド・トランプ米大統領に対し、イランの核兵器取得を阻むための国際合意から離脱しないよう呼びかけた。 グテーレス事務総長は、イラン核合意が保たれなかった場合、戦争の真の…

IMM通貨先物取引、そしてスイスフランの注意点

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨 先物の非商業(投機)部門の動向。 円 4月24日終了週 前週 ロング 59,253 49,433 ショート 58,670 46,842 ネット 583 2,591 もうネットショ-トへ転換? ユーロ 4月24日終了週 前週 ロング 216,944 23…

ユ-ロのリスク  ギリシャ危機の再来

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテーノ議長は、「ギリシャ支援の延長などを話し合うことはない。ギリシャ当局は支援プログラム終了に強くフォーカスしており、8月までには終了させることになる」と述べた。 第三次ギリシャ支援プログラム(2015…

日銀ショックはいつになるんでしょうかね?

日経新聞 日銀の量的緩和縮小が進んでいる――。市場はそんな見方を強めている。2%の物価上昇率を達成させる金融緩和策の一つとして日銀が購入する国債の増加ペースが鈍っているためだ。 3月末時点で、日銀が保有する長期国債は前年同月に比べて49兆4233億円の…

ユーロ圏4月の景気期待指数は大幅低下

欧州経済研究センター(ZEW)は、ユーロ圏の4月の景気期待指数は1.9ポイントと、前月から11.5ポイント低下だったと発表した。 うち、4月のドイツの景気期待指数がマイナス8.2ポイントとなって、前月から大きく13.3ポイント低下。下げ幅は市場予想を大き…

米国中間選挙  民主党が躍進?

ワシントン(CNN) 今年11月に予定される米連邦議会などの中間選挙で、1票を投じるとする若年世代の有権者数が以前の2回の中間選挙を上回りそうなことが世論調査でこのほどわかった。 調査は米ハーバード大学公共政策大学院(ケネディスクール)が実…

「通貨戦争」(マネ-・ウォ-)

「通貨戦争」(マネ-・ウォ-) (ブル-ムバ-グ) トランプ米大統領は中国とロシアが自国通貨を押し下げていると非難し、外国政府が自国経済拡大のために米経済を利用しているという議論に新たな切り口を加えた。 米財務省は13日の為替報告でどの国も為替…

米英仏がシリア攻撃

このブログで先日書いた「サプライズ相場 武力戦争」で危惧した通り、シリア攻撃が行われました。 しかし、トランプはすでにツイッタ-で攻撃予告をしていましたので、不意打ちとは言えません。 米国防総省は、イギリス、フランスとともに行ったシリアへの攻…

サプライズ相場 「武力戦争」

★ シリアを巡る米露対立鮮明 露同盟国はトルコ・イラン ロシアのアレクサンドル・ザシプキン駐レバノン大使が、地元テレビ番組に対し、「米国のシリア攻撃があれば、ミサイルは撃墜される」と語ったことを受け、トランプは自身のツイッターで「ロシアはシリ…

日本政府の保有する外貨準備は不要。早く処分を!

金融危機が起きれば円高、そうは限らない。あくまで他国が招いた金融危機ならその通りになろうが、日本だけの金融危機であれば円安になる。そんな例が、日本のバブル経済崩壊時に観られた現象です。 バブル経済で主役になるのは、日本も先般の米国も同じで、…

ジョン・ボルトン見参! それ、誰?なんて言わないで

日本経済新聞 【ワシントン=永沢毅】米外交・安全保障政策の新たな司令塔となる大統領補佐官(国家安全保障問題担当)への就任が決まったボルトン元国連大使への警戒感が米議会で広がっている。タカ派色の強い言動が諸外国との摩擦を引き起こすとの懸念によ…

有事には、円買い?それとも、スイスフラン買い? (正解編)

前の記事では、対ドルで観てきました。 では、スイスフラン対円では、どっちが究極の覇者なんでしょう。 その答えは、スイスフラン円(CHF/JPY)の2011年の相場推移を見れば、一目瞭然ですね。 勝負の行方は、中盤までスイスフラン圧勝、しかし1年を…

有事には、円買い?それとも、スイスフラン買い?

外国為替相場を多少でも理解している方は、日本円とスイスフランの特性をご存知かと思います。 円やスイスフランに関して、「安全通貨」とか「避難先通貨」とか「有事の円買いスイスフラン買い」などと言われます。世界のどこかでテロや紛争が勃発したり、ど…

トランプショック 「貿易戦争」「通貨戦争」「武力戦争」

これまで米大統領トランプが掲げた大型減税やインフラ投資の政策期待により、リスクオンの株高やドル高円安相場を誘った。しかし、トランプが選挙中に主張してきた保護主義的な経済政策のことは、最近までまったく無頓着だった。それが現在、「貿易戦争」と…

過去 為替相場 「スイスフランショック」

為替相場でのサプライズ、その例が2015年1月15日の「スイスフランショック」でしょう。 2015年1月15日に発生したスイス中銀の永続的な対ユーロ介入の突然のギブアップ宣言により、スイスフランは対ユ-ロでの暴騰しました。 この変動が始まって5分で1600pips…