fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

外債敬遠の動きが加速か

世界各国で金利引き下げの動き。
カネは低利から高利へと流れるのが常だが、その高利だった国々が低利へと変わりつつあり、カネが行き場に困るのか知れない。
私fxdondonなら、そのような時は金(ゴ-ルド)が有望だと思うのですが。

さて、各国の相次ぐ利下げで世界的な低利化が進んできました。
そのため、外債ファンドも冴えないようです。、

モ-ニングスタ-
苦境の豪ドル債ファンド―10年債利回り過去最低、分配金引き下げ相次ぐ
2020/03/03 19:00

豪州(オーストラリア)債ファンドを巡る投資環境が厳しさを増している。3日に中央銀行のRBA(豪州準備銀行)は過去1年間で4回目となる利下げを決定し、政策金利を0.75%から0.50%へ引き下げた。新型肺炎の拡大が豪州経済に重大な影響を与えるとの見方を示し、追加緩和を行う可能性も示唆した。
相次ぐ利下げにより豪州の10年国債利回りは3日時点で0.79%と過去最低を更新。2%超あった1年前から半分以下に低下しており、同じく過去最低まで低下した米10年債利回りの1.14%を大きく下回る水準にある。外国為替市場では豪ドルへの下押し圧力が強まり、豪ドル・円は1豪ドル=70円台後半で推移。09年4月以来の70円割れが視野に入っている。
こうした利回り低下、豪ドル安の状況を受けて投資家離れが進んでいるのが豪ドル債ファンドだ。国内公募追加型株式投信のうちモーニングスターカテゴリー「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」に属するファンドの合計の純資金流出入額は、17年6月~20年2月(2月はモーニングスター推計値)で33カ月連続流出超となった。純資産残高は2月末時点で8164億円と、1年前比で19%減少、3兆円を超えていたピークの12年2月から3分の1以下に縮小している。本数も40本と、最も多かった14年11月の55本から低下傾向が続く。
豪ドル債ファンドは、残高全体の97%を占める毎月分配型ファンドで分配金の引き下げが相次ぎ、これが資金流出をさらに加速させている。毎月分配型の豪ドル債ファンド25本のうち、過去1年間で分配金を引き下げたファンドは17本と半分以上を占め、中でも純資産残高トップ10を見ると、9ファンドが引き下げを実施している。
かつては先進国の中でも高金利であり、高水準の分配金が豪州債ファンドのウリであったが、投資環境の悪化により従来の分配金を維持することが困難になっている。今後さらなる利下げの可能性もある中で、豪ドル債ファンドには資金が向かいにくい状況が続きそうだ。


これは豪ドル債ファンドの1例だが、今後米国でも短期金利はゼロに近づくとみられており、米ドル債ファンドも苦戦を強いられることが予想される。
『外債投資に利はない!』、それが私fxdondonの考え方です。