fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

常軌を逸した株価の行方

テーパリングとは、量的緩和政策による資産の買い入れ額を徐々に減らしていくことを指す金融用語です。
この量的緩和政策を終わらせることがテーパリングで、出口戦略とも言われます。
長期国債の利回りを中央銀行がコントロールし、金利を下げると、それに連動して銀行の貸付金利も下がります。
企業は資金の調達が楽に行えるため、設備投資などを積極的に行うようになり、経済活動が活発になります。
しかし、テーパリングを行うと逆に金利が上昇し、資金調達に対し消極的になり、経済活動が抑制されます。
金利が上がるとリスクの低い債券投資の魅力が増すため、株式市場から資金が債券市場へ流出します。
結果として、金利が上昇すると、株価は下がると理論的には言えます。

さて、常軌を逸した今回の株価高騰、うまく勝ち逃げして笑う者、逃げ遅れて泣く者、これからに注目です。