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バブルとはハジけてみて、初めてバブルだったと過去形でわかる

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏

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エラリアン氏がCNBCで、米ヘッジファンド、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション解消にともなう市場の混乱についてコメントした。
アルケゴスは与信を受けていた金融機関からのマージン・コールに応じることができず、資産売却を迫られていた。
これから、金融機関の中に損失を被るところも出てくる。すでに大きな金額の損失発生の可能性を認めているのが、野村ホールディングスクレディスイスだった。
これから金融機関の資金貸出が厳格化し、新たなファンド破綻につながるか?
新たなファンド破綻が、新たな金融機関の損失を生まないか?
それがスパイラルにつながらないか?
もしそうなるなら、金融システムは耐えられるのか?
現時点ではテール・リスクに過ぎないと、エラリアン氏は指摘する。過剰な流動性、潤沢な流動性が、市場の規律を緩めていたという。しかし、今後も「このような軽い接触事故」があるだろうと予想する。

 

人々はバブル経済の中にいると現在がバブルであるということに気づかない。バブルとは、ハジけてみて、初めてバブルだったと過去形でわかることになる。

コロナバブルの終わりの始まりかどうか、早い人でも現在進行形でしかわからず、多くの人は過去形で知ることになる。