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ニセガネ金融バブル

モルガンクリークデジタルの創業者Anthony Pompliano氏は、仮想通貨ファンドが閉鎖危機にあると指摘、SEC規制によるICO発行者への懸念を示している。
仮想通貨は、ボラテリティの高い投資対象として知られるが、その価格は2017年に大幅な上昇を遂げた一方で、2018年には年間を通して大幅下落を記録し続けて現在に至っている。
仮想通貨のファンドマネージャーは比較的若く、相場従事経験の少ない人材が多いことから、ファンド運営もモロさが露呈している。
そもそも、仮想通貨が『通貨』と呼ばれること自体に違和感がある。いわば、法定外通貨ということになろうが、米ドルや日本円のような法定通貨とは違い、所詮はニセガネ。仮想通貨は、骨とう品とか記念切手の類いで、一部の収集家、コレクタ-によって高値取引も実現できたということでしょう。
前回の世界的金融バブルの崩壊後、このニセガネ金融バブルが現在のバブルを象徴しているように観えます。
今回の世界的バブル経済の特徴は、法定外通貨『ニセガネ』と法定通貨『カネ余り』が引き起こしたものと言えるのでしょう。

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