fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ドル円は102円台の悪あがき

ドル円は102円台の悪あがき中?
f:id:fxdondon:20200310023258p:plain

ブルームバーグ

米クレジット市場のリスク指標、リーマン破綻以来の大幅上昇
社債の知覚リスクを測る信用デリバティブ金融派生商品)の指標が9日、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス経営破綻以来の急上昇となった。新型コロナウイルスの感染拡大に加え、原油価格の急落で、世界の金融市場に衝撃が広がった。
ブルームバーグがまとめた価格データによると、ニューヨーク時間午前7時42分現在、マークイットCDX北米投資適格指数は42ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の125bp。これは2016年2月以来の高水準で、インターコンチネンタル取引所(ICE)データ・サービシズが追跡する終値水準のデータに基づくと、上げ幅は08年9月以来の大きさとなった。
新型コロナ感染拡大で米経済がリセッション(景気後退)入りするとの懸念が強まる中、信用市場のリスクを避ける動きが強まっている。


S&P500種が7%安、市場全体で15分間の取引停止

9日午前の米株式相場は大荒れとなり、前営業日終値から7%下落。下げを制限するニューヨーク証券取引所のルールが発動された。同ルールは米株式市場が大暴落した1987年の「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」を受けて設置された。
ニューヨーク時間午前9時34分にS&P500種株価指数が7%安の2764.21を付けた後、15分間の取引停止となった。サーキットブレーカーが発動されるのは現行ルールが整備された2013年以来初めて。

アリアンツの主任経済顧問であるモハメド・エラリアン氏は、新型コロナウイルスが景気低迷をさらに深めないよう、世界の政策当局は可能な手段を総動員するだろうと述べた。同時に、現在の国際的な政策協調は過去ほど盤石ではないと懸念を示した。
エラリアン氏は続いてブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、米株式相場が取引開始と同時に急落したことを踏まえ、買いを再開するのはまだ早いと述べた。
「この下落局面で買ってはいけない。テクニカルをないがしろにしてはならない」とエラリアン氏。「いずれは自(おの)ずと落ち着きを取り戻すが、残念なことだがその前にもっとダメージが加わる。パニックに陥るのも賢明ではない」と警告した。今はじっと様子を見て、つらくてもテクニカル要因が作用するのを待つべきだと述べた。