先進国のインフレ推移
先進国について、インフレ推移を観てみましょう。
米国 2%を超えるようになり、利下げは休止される見通しです。
カナダ 一時は利下げ観測が浮上していましたが、当面は様子見と思われます。
英国 先進国で低インフレが進んでいるのは英国だけです。雇用は比較的好調を示す結果となっていますが、低賃金雇用が拡大しているだけで、消費はこれからも低迷し、インフレも低下が避けられないものと思われます。
日本 物価は税込み価格で算出されますので、消費税増税でインフレが上昇するのは当然です。中でも、食糧インフレ(FPI)がインフレ上昇のけん引約となっています。(食糧インフレについては別掲)
ユ-ロ圏 英国を除き、10月以降どの国もインフレが上昇しています。
スイス デフレとなっていたスイスもようやくプラス圏へ。
中国 インフレが4.5%へと上昇していますが、主因は食糧インフレ、それも豚肉価格の高騰が影響しています。(別掲)
オ-ストラリア ここ数ヶ月、インフレは上昇中です。
【別掲】 食糧インフレ(FPI)
日本 食料品の相次ぐ値上げと、消費税増税で食糧インフレが進んでいます。
中国 食料品価格の上昇が止まりません。特に豚肉は、中国内の豚コレラ汚染で豚が大量死。中国内の新型コロナウィルスは、この豚コレラ菌が他のウィルスと反応して変異したとの説もあるようで、今後も要観察です。
スイス 他国とは違うのがスイスで、食糧デフレが続いています。どこの国も食料品価格は上昇しているのですが、スイスだけは例外です。