fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

円楽観派、円強気派の視点

円楽観派、円強気派を代表して、私fxdondonが少し視点を変えて一筆。

ここ数年でのEUR/JPY、GBP/JPYの安値を基準として現在を比較。

EUR/JPY

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GBP/JPY

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このレ-ト推移を観れば細かい説明がなくてもわかる通り、たかだか3年前につけた安値から、まだ相当な円安水準にある。

3年前と現在とを比較すれば、世界経済の現況や経済見通しについて雲泥の差がある。にもかかわらず、為替はユーロが対円で7.5円、ポンドが対円で9円ほど円安水準にある。

それはあくまで、3年前の名目為替レ-トとの比較であり、3年間の日欧あるいは日英インフレ格差を勘案すれば、実質為替レ-トはもう1~2円円高寄りになっていると思われる。

少なくとも、2016年につけた安値を更新しない限り、円楽観派や円強気派が寝返ることはないでしょう。