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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

円悲観派、円弱気派の視点(過去の記事から)

円悲観派、円弱気派の記事が少ない中、今でも望みを捨てきれない円安論者もいます。

たまにこのブログでとりあげる、ザイFXコラムニストの陳満咲杜氏

「2019年は1ドル125円」とか異彩を放っていた予想だが、ここまでの結果論で言えば「負け組」の一人です。

 

fxdondon.hatenablog.com

 

しかし、円楽観派、円強気派にとっても、円の高値とりわけUSD/JPYでは円高も足踏み状態です。

個人的に選好してきたSEK/JPY、EUR/JPYでは年初のフラッシュクラッシュの円高水準を超える円高が進んだものの、USD/JPYでは104円を下回っていません。

ただ、円楽観、円強気の観方を変える必要もなく、円高への移行が遅れているだけと捉えています。その例として、ブレグジットの離脱日の延伸があります。当初は今年3月末に離脱だったものが、10月末に延伸されました。ここにきて、10月末が来年へ再び延伸されるような思惑も浮上しています。

結局、「危機の先送り」に過ぎませんので、景気サイクル、クレジットサイクルが示す「底」へ向かっている事実には変わりがありません。

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