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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

デフレショックに備え

ブル-ムバ-グ
過去10年にわたり休眠状態が続いている米インフレ動向だが、今年は夏を通じて市場の関心を集めた。
連邦準備制度による前例のない金融刺激策が、物価のカンフル剤となるはずだった。
新型コロナ危機以前の水準まで物価上昇率が回復する方向に賭ける投資を何カ月も続けた債券トレーダーも、連邦準備制度の目標にインフレ率が届かないと今では考えている。
需要ブームをもたらし、物価上昇の新たな時代を告げる持続的な景気回復は、もはや確実ではない。
連邦準備制度の複数の当局者が、金融当局だけの力で物価を押し上げることはできず、追加の財政支援がなければ、米景気の足取りはおぼつかないと相次いで発言したことで、インフレ加速の見通しは一層暗くなった。
ニューヨーク・ライフ・インシュアランスのエコノミスト兼マルチアセット・ポートフォリオ・ストラテジスト、ローレン・グッドウィン氏は「われわれは微妙で不安定な景気回復を経験しており、それはデフレショックだ。今後数年についてはインフレを懸念していない」との認識を示した。


まぁ、エコノミストや投資家がようやくデフレショック、世界総デフレを認識し始めましたか。私fxdondonは前々から記事にしていましたが。
(私fxdondonの参考記事は、このブログに検索欄がありますので、「世界総デフレ」と入力して検索してみて下さい。)

少し振り返れば、今年2020年は景気サイクルのドン底に陥るという経験則通りになりました。

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その正体がコロナウィルスとまでは特定することはできませんでしたが、『ニ-マルショック』と呼ぶにふさわしいものかと思います。
しかし、今は株式相場や為替相場が『ニ-マルショック』と呼ぶには程遠い水準にあります。人々の大いなる『期待』が実体を正しく映し出していません。それは、大いなる『期待』が大いなる『失望』へ変わることによって、相場は実体を反映したものになります。
「政府も中央銀行も、やはり無能だったか・・・」と悟った時、相場は大きく崩れ出すことでしょう。