ニュ-ジ-ランド経済
ニュ-ジ-ランド経済について、ざっくりと振り返ってみます。
GDPについては、前のブログ記事の通り、4-6月期に成長が加速しました。
個人的には、もしかしたらGDP伸び率が市場予想並みか下回るかも知れないと思い、GBP/NZDでのポジションを一部利益確定にしました。結果として、取り越し苦労だったわけですが、企業環境、景況感指標が冴えませんでしたので、警戒せざるを得ませんでした。
ニュ-ジ-ランド製造業PMI
ニュ-ジ-ランドサ-ビス業PMI
ニュ-ジ-ランド企業景況感 悪化の一途
また、ニュ-ジ-ランドのインフレも落ち着いており、食料品についてはインフレではなくデフレに突入していました。このところ乳製品価格も下落しており、食糧資源国であるニュ-ジ-ランドにとっては悩ましい状況です。
ニュ-ジ-ランド コアインフレ率
ニュ-ジ-ランド食糧品価格上昇率 価格下落を示す
ニュ-ジ-ランドの雇用環境は、それほど懸念される事項はありません。
ニュ-ジ-ランド失業率 改善傾向
ニュ-ジ-ランド就業者数 緩やかながら増加
ニュ-ジ-ランド賃金 伸びは鈍化
その他、ニュ-ジ-ランドの設備稼働率は90%以上と高稼働維持
ニュ-ジ-ランド工業生産 ひと頃の落ち込みから改善傾向
ニュ-ジ-ランド小売販売 消費の伸びは鈍化し、やや低迷を示す
ニュ-ジ-ランド小売販売 消費の伸びは鈍化し、やや低迷を示す
ニュ-ジ-ランドでは、インフレが抑えられている現状、中銀総裁が「利下げも視野に」というような発言もあり、利上げは当面見込めません。
ニュ-ジ-ランドドルは、低インフレによる正味価値での減価は抑えられているが、高金利という投機価値は低下傾向にあるという性質を帯びてきています。