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豪GDP

オーストラリアのことし1月から3月までのGDP=国内総生産の伸び率は、前の3か月と比べてマイナス0.3%となり、9年ぶりのマイナス成長となりました。新型コロナウイルスの影響で、個人消費や輸出が落ち込んだことなどによるもので、オーストラリア政府は、次の3か月のGDPは、さらなる落ち込みが予想されるとして、厳しい見方を示しました。
オーストラリア統計局が3日に発表した、ことし1月から3月までのGDPの伸び率は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べて、マイナス0.3%となりました。マイナス成長となるのは、2011年の第1四半期以来、9年ぶりです。
これは、去年から続いた大規模な森林火災や新型コロナウイルスの影響で、個人消費や輸出が落ち込んだことが主な要因です。
オーストラリアでは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むため、3月下旬から経済活動が制限されていますが、先月から各州で、レストランの店内での飲食が認められるなど、徐々に制限が緩和されています。
一方、外国人の入国については、引き続き原則として禁止する措置がとられ、主要産業の観光業などが打撃を受けており、経済の回復には時間がかかるものとみられています。
フライデンバー財務相は「100年に1度のパンデミックによる経済への影響は甚大で、4月から6月はさらに厳しい影響を受けるだろう」と述べ、経済の先行きに厳しい見方を示しました。