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「円高の8月」が終わる要因

ブル-ムバ-グ
FRBのパウエル議長がワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで23日行う基調講演に、金利トレーダーは神経を集中させている。だが、講演のトーンはトレーダーの期待とは大いに異なるものとなる可能性がある。
金利先物市場は、米金融当局が年末までに主要政策金利を少なくとも0.50%、高い確率で0.75%引き下げる可能性を織り込んでいる。カンザスシティー連銀主催の同シンポジウムで金利政策について詳細な方針が示されると投資家は予想していないが、パウエル議長は講演で一段の緩和の用意を示唆すると見込まれている。
ただ、議長講演のトーンは失望を招くかもしれない。利下げ期待に大きく傾斜した市場に直面するのは、パウエル議長にとってこれが今年初めてではない。そして、米国内のデータは必ずしも追加利下げを正当化するものでない点も同じだ。
労働市場の約50年ぶりの需給逼迫が崩れる兆候はほとんどなく、個人消費は引き続き成長を支え、インフレ動向にも改善の兆しさえある。
パウエル議長は、世界的なリスクから米経済を守るために金融当局として行動する方針を示してきた。しかし、それが0.50%を上回る規模の利下げを意味するとする当局者は皆無だ。
チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は「非常にハト派的な講演を期待する声もある様子だが、もっとバランスの取れた内容になるのではないかと考える」と指摘。向こう半年間ないし1年間にあと0.75%または1.00%の追加利下げを行うことに「大きなコンセンサス」が金融当局内にあるとは想定していないと語った。

まぁ、これが「円高の8月」の終わりを告げるのかも知れません。
円買い筋は退散しておいた方がいいかも。
別に焦らなくても、9月に入ったら再び円買いを仕掛ければいいだけのこと。