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今晩のNY株の読み筋=FOMC結果公表後の動きに注意(モーニングスタ-)

モーニングスター
30日の米国株式市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表後の動きに注意したい。
先物取引所大手CMEグループが公表している「FED WATCH」を見る限り、今回のFOMCにおける0.25ポイントの利下げはほぼ織り込み済み。市場予想通り3会合連続の利下げに踏み切ったとしても株価を大きく押し上げる展開にはなりにくく、出尽くし感から利益確定売りが警戒される。また、市場のほとんどが利下げを見込むなかで、もし利下げ見送りとなればネガティブサプライズになる。
一方、同じ「FED WATCH」で、次回12月の会合における0.25ポイントの追加利下げの確率は20%台。パウエルFRB米連邦準備制度理事会)議長が会見でさらなる利下げの必要性を示唆するようなことがあればサプライズ。ただ、この場合は金融緩和のさらなる強化を好感することもあれば、市場の現状認識よりも米景気の先行きが暗いのではとの見方を広げる恐れもある。
決算では、アップル、フェイスブックなどが朝方に発表を予定しており、FOMCの結果公表までは、これらの銘柄が注目となる。

<主な米経済指標・イベント>
経済指標=10月ADP全米雇用リポート、米7-9月期GDP(国内総生産)速報値
決算発表=アップル、フェイスブックゼネラル・エレクトリック(GE)、スターバックス、リフト
その他=FOMC結果公表とパウエルFRB議長の会見