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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ファイナンシャル・プランナーにモノ申す

ファイナンシャル・プランナー 花輪陽子さんのケース
「日本の家計が保有する金融資産は、2017年12月末で過去最高に達しており、国債が国内で消化されている間は、問題が表面化することはないようにも思えます。しかし、今後の日本では少子高齢化・人口の減少が進み、家計の金融資産は減少していく見通しです。毎年30兆〜40兆円ずつ新しい国債を発行し続けていけば、約20年後には国内で消化する余地がなくなってしまう、との試算も出されています。
今後、さらなる国債が発行され、それが国内で消化しきれなくなった場合、海外投資家に国債を購入してもらうために、金利を上げて売り出すことになるかもしれません」

怖い話ですね、鵜呑みにすれば(笑)
「家計の金融資産は減少していく見通し」?
日本銀行が6月27日に発表した18年1~3月の資金循環統計(速報)によると、年度末の家計の金融資産は、前年度末より2.5%多い1829兆円だった。年度末としては過去最高。株価が上がり、資産の評価額がふくらんだ。そういった事情があるにせよ、現実は増えてますよ?
少子高齢化・人口の減少=家計の金融資産減少、という決め付けはおやめなさい。
「毎年30兆〜40兆円ずつ新しい国債を発行し続けていけば」?
そこまで、日本政府は無能ですか?増税をしないで、座して死を待つという、無能な政府ですか?だったら、有権者である貴女が招いた自己責任でもあるわけですね。
国債が発行され、それが国内で消化しきれなくなった場合」?
タラレバですね。仮に消化しきれないと市場が判断すれば、国債の売りが膨らみ、まずは利回りはかなり上昇しますよね?

そもそも、家計の金融資産で国債が消化されているという、とんでもない誤り、ウソを述べてますよ?例えば、生保さんとか機関投資家の運用資産って、家計の金融資産ですか?違いますよね?逆に言えば、家計の金融資産で国債を消化しているのは思ったほど多くはないんですよ、ファイナンシャル・プランナーさん。
利回りが上昇すれば、まずは機関投資家が日本国債に群がります(笑)その代わり、外債に魅力が無くなりますがね。さらに、株をやめて債券に鞍替えする人、投資家も出てくるんじゃないでしょうか。
「海外投資家に国債を購入してもらうために、金利を上げて売り出すことになる」?
トルコみたいに?無い、無い(苦笑)
市場が決定する利回り上昇はあっても、政府が意図して破格の高利回りにすることはありません。少なくとも、ここで言っている約20年の間には。
利回りが上昇すれば、意図しなくても海外投資家が購入します。利回りを上げて海外投資家に国債を買ってもらうんじゃなくて、利回りが上昇したから海外投資家の方から「買いたい」と寄ってくるのです。
ファイナンシャル・プランナーさん、インフレやおカネの動きについて、もっと勉強してください。まさか、顧客に外債を勧めたりしてないでしょうね?下手をすると、顧客に詐欺を働くようなことにもなりかねませんよ。最後の最後は、「投資は自己責任」という逃げ口でしょうけど。