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日本の家計金融資産残高 1835兆円

日銀が27日発表した2019年1~3月期の資金循環統計(速報値)によると、家計が保有する金融資産の残高は3月末時点で前年同月比0・3%増の1835兆円。年度末としては7年連続で過去最高を更新した。株価の下落傾向で株式や投資信託は減少したが、家計の所得環境の改善を背景に現金・預金が伸びた。
家計の金融資産の内訳は現預金が1・9%増の977兆円、保険・年金などが0・5%増の525兆円。半面、株式などは9・5%減の183兆円、投資信託は2・2%減の71兆円だった。
金融機関を除く民間企業の金融資産も1176兆円と0・9%増えた。このうち、現金・預金は3.6%増の273兆円。
まぁ、大局的にキャッシュへの回避、投資から貯蓄への回帰は今後の世界経済の収縮を踏まえれば望ましいものです。願わくは、株式に見切りをつけて現金化し、今後の有事に備えてもらいたいものです。
日本国債の発行残高は2.6%増の1125兆円。うち、日銀の保有残高は5.9%増の486兆円で、保有者全体に占める割合は43.2%。海外の保有残高も増えたが143兆円にとどまる。
海外の保有と言っても、外国の政府や中央銀行による日本円の外貨準備としての保有が背景にあるので、別段問題もない。
ここでの金融資産とは、現金、預金、株式、投資信託、債券等になります。実物資産は含まれていません。
実物資産とは、金、銀、ダイヤモンドのような宝石類、土地や建物といった不動産、自動車、家電製品、高級な家具や骨とう品やら絵画やら、挙げればキリがないのですが、これらは含まれていません。たとえば、盆栽1つで数億円するようなものもあるらしいですが、人によっては金融資産より実物資産の保有のほうが多いこともあります。
これらを含めると家計の本当の資産ってどのくらいあるのでしょう?それは誰にもわかりませんよね。


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                                  が

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                  よりも価格が高い(苦笑)