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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ヘッジファンド 企画倒れ

ヘッジファンドの年次会議、ソーン・インベストメント・カンファレンスで運用者らが昨年披露したアイデアの大半は、新型コロナウイルスが市場を急襲したことで失敗に終わった。
ジェシュ・サクデバ氏のフラワリング・ツリー・インベストメント・マネジメントとイーシュナー・クリシュナン氏のタイボーン・キャピタル・マネジメントはインドの銀行に賭けていたが、不良債権引当金の急増と利益低迷に見舞われた。
そのほか、オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー氏は日本の業務用厨房(ちゅうぼう)機器メーカーのホシザキに狙いを定め52%以上の値上がりを予想したが、2月前半までの33%上昇の大半は新型コロナ襲来で消えた。
ヨーク・キャピタル・マネジメントは日本の石油精製大手、JXTGホールディングス(現ENEOSホールディングス)が70%以上値上がりすると見込んだが、新型コロナによる輸送需要急減で実際は昨年の同会議以降に23%下落。アジア・リサーチ・アンド・キャピタル・マネジメントは同業の出光興産を有望視し50%超の上昇を見込んだが、25%下落に終わった。(ブルームバーグ