fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

欧州経済を楽観している市場

ブル-ムバ-グ
欧州中央銀行(ECB)の調査によれば、専門家は2022年までのインフレ率見通しをすべて下方修正した。
ECBが4日公表した専門家調査では、今年のインフレ率予測は1.2%から0.4%に、来年は1.4%から1.2%に、22年は1.5%から1.4%にそれぞれ引き下げられた。コアインフレ率は今年が0.8%、来年が1.1%、22年が1.3%、長期が1.6%と予想されている。
調査リポートは「新型コロナウイルスパンデミック(世界的な大流行)とその封じ込め措置がインフレと経済成長、失業率の予測に著しい影響を及ぼすと見込まれる」と指摘した。

ふ~ん、ECBはデフレ転落を予測していないのですか。
それに、市場はこの発表を受けてユ-ロ売り。市場もユ-ロ圏経済のデフレ入りをまったく想定していないご様子。
世界総デフレ(先進国)を唱える私fxdondonはオオカミ少年?(苦笑)

まぁ、結果は後日検証するしかありませんが、ユ-ロ圏のインフレはドイツのガソリン販売価格の動向が参考になる。ガソリン販売価格が現在の水準あたりで長期化すれば、間違いくデフレ入りするものと観ています。

【ユーロ圏インフレ率推移とドイツガソリン価格推移】

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