fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ニ-マルショックの正体

 ニ-マルショックをどう捉えるか?
現在騒がれている新型コロナウィルスがニ-マルショックの正体だとすれば、フラッシュショックと呼べるような一過性ものと片付けられます。
しかし、新型コロナウィルス汚染が1つの過程であって、ニ-マルショックが最終的に中国バブル経済の崩壊が結果であったなら、現在の新型コロナウィルス騒動は1つの事象に過ぎません。
米中貿易戦争、ウィルス汚染拡大、これによって景気後退、企業経営環境の悪化、企業倒産ラッシュ、大失業時代、それによって銀行は不良債権増、投資・投機損失の増大、それが金融危機、経済危機へと導かれ、中国神話が崩壊する、そんな流れがニ-マルショックの正体なら、現在はニ-マルショックの初動に過ぎません。
私fxdondonのように、過去の経験則を重要視する者は、今後不幸な時代がやってくると観ざるを得ません。
景気循環サイクル、クレジットサイクル、金利の逆イ-ルド現象、バブルと呼べる世界的債務残高規模、株価水準など、持続可能な世界だとは思えません。
今回、過去からの景気循環サイクルが乱れ、6年周期、8年周期、10年周期など各周期の調和が乱れたように感じます。
1つには、世界的な低金利政策が好景気サイクル(債務拡大助長)を長引かせた、他には、前回の金融危機の反省が生かされて、ある程度の防衛が効いていた、と個人的には考えています。
もう昔のキャッチコピ-ですが、「赤信号、みんなで渡れば恐くない」、それが今現在であると観ています。しかし、あちこちで大なり小なり事故は必ず起こるもので、いずれ赤信号は止まらなくてはならないという、当たり前のル-ルに従うようになります。自分だけは事故にあいたくない、そういう個々の意識の芽生えが常軌に戻るということですね。
常軌を逸したバブルは持続不能、その観方はますます強く感じています。