fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米経済の不吉な予兆

米経済の不吉な予兆として、マスコミ各社はいろいろな伝え方をしています。
長短金利の逆転、マクロ的な経済指標の悪化は一般的ですが、具体的なところでは以下のようなものがあります。

●キャンピングカーの出荷減少
ウォ-ルストリ-トジャ-ナル
インディアナ州北部の都市エルクハートは、この国の経済について警鐘を鳴らしている。
キャンピングカーなどのレクリエーショナル・ビークル(RV)製造の中心地、エルクハートと周辺地域の動向はエコノミストや投資家に注目されている。経済に対する不安を真っ先に示すことの多い高級品の需要減退が早い段階で表れるためだ。
業界団体RVIAによると、ディーラーへのRV出荷台数は昨年4.1%減少し、今年はこれまでに約20%減少している。過去3回の景気後退の前には、年間出荷台数が連続で減少していた。

●高級住宅で需要鈍化
ブル-ムバ-グ
米国の一部高級住宅市場から裕福な買い手が撤退しつつある。価格高騰と景気後退(リセッション)懸念が米経済の主要セクターの一つを圧迫していることを示す新たな兆候だ。
上場している高級住宅建設業者で米最大手のトール・ブラザーズは20日発表した2019年5~7月期(第3四半期)決算で、契約件数が前年同期比で3%減少した。中でも一等地が点在するカリフォルニア州での契約件数は同36%減となった。
トールの決算は、米住宅市場に変化が起きつつあることを浮き彫りにしている。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリストはトールの顧客は「より広範な経済で起きていることにもう少し敏感だ。株式市場の動向に一段と注意を払っている」と指摘した。