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原油  タンカーは海上の貯蔵タンク

ブル-ムバ-グ
石油メジャーや原油トレーダーが原油を米国からアジアに運ぶための超大型タンカーの手配に奔走している。米国議会の反対でトランプ政権が備蓄増加を断念したことで、原油はだぶつきが悪化。値を戻すまでアジアで貯蔵することが最善とみられている。
ブルームバーグによると、英石油大手BPと英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、独立系石油商社ビトルなどが、原油を米国から最大の消費地であるアジアへ運ぶためのタンカーについて相次いで問い合わせや予約を行っている。
米国産標準油種(WTI)は、期先物の価格が期近物よりも高くなる順ざやが大きくなっており、供給を先送りすればより高値が付く。
原油トレーダーは、米国からアジアへの航海は通常約60日間だが、航海中に速度を落とすことでタンカーは海上の貯蔵タンクと化し、その間に原油価格の上昇を期待できるという。
中国の大手原油加工幹部の話では、今回米国から輸送される原油の一部は、稼働率が高まっている中国の民間、国有の原油加工企業に送られる。同国の精製部門は稼働率を上げるとみられている。

 

さてさて、早く産油国の減産会合が開かれませんかねぇ。

もちろん、ロシアの『反逆』に期待です。