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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

リスクオン相場も転換か

ロイター
米湾岸からの原油輸出需要が16日、急増した。関係者らが明らかにしたもので、サウジアラビアの石油施設への攻撃が追い風になっているという。
原油価格は約30年ぶりの大幅な値上がりを記録。北海ブレント原油先物 (LCOc1)の伸びが米国原油の指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物 (CLc1)の伸びを上回り、双方の価格差が7.40ドルに拡大したことで、アジアや欧州の業者間でWTIへの選好度が増したという。
米国の石油輸出量は足元日量300万バレル超。専門家の間ではサウジ攻撃を受け同400万バレル超に拡大するという声も聞かれる。
こうした中、関係者によると、米湾岸からシンガポールに向かう20万ー30万トン級の超大型タンカー(VLCC)の運賃はこの日約700万ドルで、先週末の550万ー600万ドルから値上がりしたほか、米湾岸から欧州に向かう8万トンー12万トン級タンカー(アフラマックス)の運賃も当初の1トン当たり20.26ドルから同22.10ドルに値上がりした。

 

サウジの石油施設被災で一番得をするのが米国。
しかし、その件については三猿。
「見猿🙈聞か猿🙉言わ猿🙊」

Three Wise Monkeys
see no evil, hear no evil, speak no evil

 

さて、このサウジ騒動を境にして、つかの間のリスクオン相場も終焉か。

ドル/円を除いて、クロス円で円買いを買い増し。

EUR/JPYは今回の戻しも想定内の動き。長期的な下落トレンドは変わらず。

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年初のフラッシュクラッシュと呼ばれた動きも、過去から観ればチッポケなものに過ぎない。ひとまず、2016年につけた110円割れを狙いたいが、日欧インフレ格差が継続していることや金融緩和拡大から、来年にかけて達成できるものと楽観的。

まぁ、先のことは置いといて、ここ1ヶ月あたりの動きを過去の経験則から観ると、

2018年

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2017年

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9月20日から25日まででユ-ロ高のピークを迎え、10月中旬までユ-ロ安へと動くというのが、過去2年間の動き。

『2度あることは3度ある』ならば、今年もその動きを想定してみたい。