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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

生保資金運用計画

円債1000億円増、国債とクレジットに配分=太陽生命運用計画

ロイター
太陽生命保険は、今年度の資産運用で1000億円程度、円建て債券を積み増す方針をまとめた。国債への投資割合を半分程度に収めることで、低金利環境下で収益確保を狙う。外債投資は外貨保険の販売動向によるが、償還分の再投資はユーロ圏を中心に配分する予定だという。
日本国債を積み増す理由を「利率変動型保険の販売に見合って動かなければならないためだが、機会があればクレジット物にも投資したい。できれば半分くらいはクレジットへ配分したいが、有望な投資先がないこともある」と説明した。
新規の外債投資300億円は、外貨保険の販売状況に応じて米ドルや豪ドルなどへ配分する予定。「米国債にヘッジを付けると投資妙味がない」として、償還分の再投資先はフランスやスペインの国債、国際機関債などを念頭に置いているという。
今年度の各市場見通しは「ボックス圏」。中国景気や米中対立、英国の欧州連合(EU)離脱などはリスク要因だが、各国とも潜在成長率程度の伸びは期待できると想定した。
前期は円債投資が減少、外債投資は増加した。低金利の円債より、外債やオルタナティブ商品への投資を優先したという。株式投資はほぼ横ばいだった。


第一生命、オルタナティブ・不動産の残高増加=19年度運用計画

ロイター
第一生命保険は、2019年度の一般勘定資産運用計画について、オルタナティブや不動産の残高が増加する見込みだと発表した。低金利が続く厳しい運用環境下で、安定収益を確保できるアセットに資金を回す。ヘッジ付外債は国内外の金利動向、オープン外債はリスク許容度や為替動向をにらみながら残高を調整する。円債は、プロジェクト・ファイナンスやアセット・ファイナンスなどへの投資は継続する方針だが、自然体では償還などにより純減する見込みという。
オルタナティブの残高は18年度に引き続き増加を見込む。ヘッジファンドポートフォリオ全体のリスク分散につながるという観点からファンドに投資。プライベートエクイティバイアウト・ファンドやインフラ・ファンドへの投資を続ける。
為替ヘッジ付外債は前年度、高止まりのヘッジコストを勘案してオープン外債へ振り替えを進めた。償還資金の再投資も行わなかったため、現物の残高は減少した。一方、金利上昇を見込んで構築していたヘッジポジションを解いたことによりデリバティブは増加。ヘッジ外債全体では残高が増加した。19年度は内外の金利動向を踏まえ機動的にコントロールする。
為替ヘッジを付けないオープン外債は、リスク許容度や為替水準をにらみながら残高を調整する。18年度は為替動向を踏まえた積み増しや、ヘッジ外債からの振り替えで現物残高は増加した。一方、相場の円高に備えたヘッジポジションを積み増したことで、デリバティブを含む全体の残高は減少した。
円債の残高は前年度に続き減少する見込み。プロジェクト・ファイナンスやアセット・ファイナンスなどへの投資を継続する一方、全体では償還などにより減少となる。