fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がようやく円高リスク認識

GPIF、為替リスク回避の取引開始 外債1兆円超 相場に影響も

日経新聞
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が外国債券での資金運用で、為替相場の変動に伴う損失を回避(ヘッジ)する取引を始めたことが分かった。対象は米ドルと GPIF ユーロ建て債券で、3月末時点の残高は約1兆3千億円に上る。市場の「クジラ」と呼ばれる巨大な機関投資家が同取引を大幅に増やすことになれば、為替相場に影響を及ぼす可能性がある。
公的年金の積立金を運用するGPIFは3月末時点で159兆円の資金を運用する世界最大の機関投資家だ。保有する外国債券は27兆円で、米国債や欧州債で運用している。
GPIFは運用会社を通じて、現地通貨建てで外国債券を購入している。為替をヘッジするためには、将来に外貨を売って円を買う契約を結ぶ。
日本の18年度の経常黒字額は19兆4000億円で、 GPIFのヘッジ残高は1割弱の規模がある。将来の円高リスクに機動的に対応できる体制を整えているとの見方もある。

「外債投資に利はない」、それは景気サイクルで下降を示し始めたら、それが顕著になる。 GPIFのメンバーも素人集団ではないので、一応リスク回避に動くようで。
ただ、リスクを回避するのではなく、リスクで利益を出す運用に方向転換してもらいたいところです。

三菱UFJ国際投信が運用する代表的な内外債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」は、かつての勢いもない。
そろそろ、こちらも円高リスクを認識してもらいたいところだが。