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円高の8月、9月、10月?

国債償還47兆円、外債に向かわず

日経新聞
過去に発行された利回りの高い日本の国債が次々に償還を迎え、行き場を失うマネーが円高圧力になりつつある。世界的に金利が下がって外債運用の妙味が薄れ、円をドルなどの外貨に替える動きが鈍っている。余ったマネーはわずかに利回りがある日本の超長期債に向かい、円の需給が締まると金利が上がる。ドルの需要減と円金利の上昇が円高を促す構図だ。
「お宝債券が消える」――。SMBC日興証券の竹山聡一氏の試算によると、市場に出回っている国債(日銀保有分を除く)の7%にあたる47兆円が2019年に償還される。ピークとなる9月には約12兆円分が償還を迎える。
これまでの償還金は利回りが高い外債への再投資を加速させてきた。米国債が人気だったが、利回りがヘッジコストを下回った。
外債投資が減れば、日本勢のドル需要は後退する。


まぁ、これから外債投資をヘッジもかけずに行う者などいない。
円高の8月」という要因の中には、この外債投資の減少も考えられるが、今年は「円高の9月」にも影響しそうか。
10月にはブレグジット、米国のゼロショックも控える。
だとすれば、円ロングは持続すればいいだけのこと。