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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

日本の6月全国消費者物価指数は緩やかな上昇

日本の6月全国消費者物価指数は、前年比0.7%上昇。生鮮食品を除いた上昇率は前年比0.8%上昇。消費者物価指数がプラスになるのは1年6か月連続で、日本円の通貨価値減価が僅かながら進んでいます。
しかし、今後の予測では、原油価格も落ち着いてきたこともあり、インフレが抑制されると見込まれています。インフレによる日本円の価値減価は米ドルや英ポンドに比べて小さく、日本円の正味価値は相対評価で増価しています。

消費者物価前年比
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消費者物価前年比 予測
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消費者物価コア(食料を除く)前年比
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消費者物価コア(食料を除く)前年比 予測
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食料インフレ前年比
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食料インフレ前年比 予測
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ただ、今回の西日本豪雨による被災で、生鮮食料品の価格が若干上昇する懸念があり、上記はそれをまだ織り込んでいないと思われます。

日本では、食料インフレは落ち着いているが、やはり石油価格の上昇によって物価上昇を押し上げられています。
ただ、自動車もハイブリッド車が主流になりつつあり、ガソリン消費量も抑えられる方向にあり、石油依存の軽減社会に向けた取り組みも増えてきています。

世界各国とのインフレ比較 (通貨価値減価比較)

世界のインフレ
                       (%)   時期
アルゼンチン  29.50  2018-06
トルコ        15.39  2018-06
南アフリカ     4.60  2018-06
米国         2.90  2018-06
英国         2.40  2018-06
カナダ        2.20  2018-05
ユーロ圏      2.00  2018-06
オーストラリア   1.90  2018-03
中国          1.90  2018-06
NZランド       1.50  2018-06
スイス         1.10  2018-06
日本          0.70  2018-06

日本とのインフレ格差(通貨価値減価)

アルゼンチン   28.80  2018-06
トルコ         14.69  2018-06   年14%の円高トルコリラ
南アフリカ      3.90  2018-06
米国          2.20  2018-06   年2%程度の円高米ドル安
英国          1.70  2018-06   年2%程度の円高ポンド安
カナダ         1.50  2018-05
ユーロ圏       1.30  2018-06
オーストラリア    1.20  2018-03
中国           1.20  2018-06
NZランド         0.80  2018-06
スイス          0.40  2018-06