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日本のレアア-ス、そしてレアメタル


日本の南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に存在する大量のレアアース泥(希土類)については、先日このブログで取り上げた。
今回は、レアメタル(希少金属)です。
千葉県・房総半島沖の海底にレアメタル(希少金属)を含む岩石「コバルトリッチクラスト」が広がっていることを、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と高知大学茨城大学筑波大学の共同研究グループが発表した。
JAMSTECなどの研究グループは、無人探査機「かいこうMK-Ⅳ」を使用して、千葉県・房総半島沖の東南東約350キロの排他的経済水域にあり、「拓洋第3海山」と名付けられた海底の山の斜面を探査した。
探査の結果、拓洋第3海山の斜面一帯が厚いコバルトリッチクラストに覆われていることが確認された。共同研究グループは、多数のコバルトリッチクラストを採取、これらの中でも3,200メートルの水深から採取したものは厚さが13センチあったという。同グループは「厚さ13センチは北西太平洋のコバルトリッチクラストとしては最大級の厚さ」としている。
コバルトリッチクラストにはコバルトやニッケル、テルル、白金などが含まれている。
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       JAMSTEC提供の画像

コバルト、ニッケル、白金・・・。どれも、価格がうなぎ上りのレアメタル(希少金属)です。
年初来でも、コバルト価格は66%上昇、ニッケル価格は41%上昇、白金族のロジウム価格に至っては101%上昇と2倍にもなっている。
原油、鉄鉱石は輸入に頼るしかないが、レアアース(希土類)そしてレアメタル(希少金属)は輸入どころか世界へ輸出する可能性も秘めている。
四方、海に囲まれたニッポン。海の恵みに感謝!頑張れ、ニッポン!