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日本  優良資源コバルト大国へ

千葉県・房総半島沖の海底に広がるレアメタル(希少金属)を含む岩石「コバルトリッチクラスト」。
日本としては、できるだけ早く、コバルト資源大国になってもらいたい。
コバルトは次なる「石油」だと指摘されている。自動車メーカーもバッテリー製造会社も、リチウムイオン電池のためにコバルト採掘会社と複数年契約を競って結んでいる。Appleも長期的供給源を確保すべく、コバルトを探し求めている。
メジャー自動車メーカーはすでに鉱山からの購入を支配しており、現在多くを産出するコンゴ民主共和国(DRC)との間で長期供給契約をしようとしている。
コバルトというレアメタルは年間約9万トンの生産があるが、2025年頃までには世界で約1800万台の電気自動車が生産され、ここで使われるコバルト資源は50万トンになるという予測もある。
ガソリンエンジンの廃止も欧州諸国には広がり、中国では国を挙げて電気自動車シフトを強力に推進している。米国ではガソリンエンジンの廃止を打ち出してはいないが、電気自動車の需要が高まっていくことは間違いないでしょう。
コバルトは主にニッケルや銅の副産物として生産されているため、コバルトだけの需要が急増しても、コバルトの生産量だけを増やすということができなかった。
また、リチウムも資源制約があるため、リチウムイオン電池(LIB)市場への大量の安定供給は難しい。
安倍さん、米国に貿易を振り回されてばかりいては面白くないでしょ?日本が、振り回す側にならなきゃ。
海洋資源の採掘に初期投資やら初期費用がかさんだとしても、レアメタルはいずれ日本に幸運を運んでくれます。
政府主導で、一刻も早くコバルト事業を確立してもらいたい。コバルトの安定供給体制が整うからこそ、日本がEV自動車のトップに君臨できるかも知れませんよ。
いや、財政再建にも役立ちます。年金財源として、豊かなニッポンを創生しましょうよ。

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     (コバルト価格推移)