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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

日本  ドル(米国債)よりユ-ロ(欧州債)へ

ブル-ムバ-グ

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントは、米国債へのヘッジ(為替差損の回避措置)付き投資は一段と厳しくなるため、代わりに欧州債に加えて日本の超長期国債も買わざるを得ないとみている。国内金利は低水準で推移しているが、円高・ドル安傾向もあり、投資家の押し目買いで金利は上がらないとの見方だ。
平松債券運用部長は11日のインタビューで、日本からヘッジ付き米国債への資金流入は同社ファンドを含めて減っており、今年度は「ますます厳しくなる」と指摘。米連邦準備制度理事会FRB)の利上げ継続でヘッジコストがさらに上昇する中、潜在成長率はそれほど高まらないので長めの金利は上がらないと説明した。
一方、欧州債はドイツなど中核国の利回りは決して高くはないが、ユーロ安に備えるヘッジコストはマイナスで国内勢は上乗せ金利を得られる状況だと、平松氏は指摘。「妙味は欧州債、円債、米国債の順になる」と述べ、満期償還分も含めた資金を欧州債だけに投じるわけにもいかないので、残存期間が長めの日本国債にも流入するだろうと語った。


まぁ、このような傾向は、損保ジャパンに限らず、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、邦銀、生命保険会社といった機関投資家も同じ考えでしょう。
また、この傾向は日本だけに限ったことではなく、世界的に資産運用する機関、投資家も同じだと思います。
ユ-ロは案外、底堅い、そんな2018年になりそうです。