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シンガポールでデング熱の感染 過去最多の2万2000人超に

シンガポールでは蚊が媒介するデング熱の感染が、ことしに入って2万2000人余りと、これまでで最も多くなっていて、当局が警戒を呼びかけています。

シンガポールでは、ことし4月ごろから、蚊が媒介するデング熱の感染が例年を上回るペースで報告されています。
先週1週間に1380人の感染が確認されるなど、このところ8週連続で感染者が1000人を超えていて、累計の感染者は4日までに2万2403人となりました。
これは年間の感染者数として、これまでで最も多いということで、このうち19人が死亡しています。
国家環境庁は、感染増加の背景として、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅などにとどまる人が増え、蚊に刺される機会が増えたとみられることや、労働者のいなくなった工事現場に水たまりが残っていることなどを指摘しています。
また、6月の降水量が過去10年で最多だったことも、例年より蚊が増える要因になったとしています。
専門家は、新型コロナウイルスデング熱は、ともに発熱の症状があり、見分けるために2種類の検査が必要になることから、医療現場がひっ迫するおそれも指摘しています。
国家環境庁は、この先10月ごろまで感染拡大が続くとしていて、殺虫剤や虫よけの使用、長袖、長ズボンの着用といった警戒を呼びかけています。