南アフリカ 外出などの制限 来月1日から大幅緩和
南アフリカ政府は、新型コロナウイルス対策として続けている外出などの制限を来月1日から大幅に緩和し、経済活動の再開を一段と進めると発表しました。
制限措置によって失業者が急増し、国民の半数近くを占める貧困層の生活は困窮しています。
こうした中、ラマポーザ大統領は24日夜、「制限措置は弱い人々を最も苦しめた。今こそ仕事を再開するときだ」と述べて、来月1日から外出などの制限を大幅に緩和すると発表しました。
南アフリカでは感染者の数は2万2000人を超え、感染拡大のピークは7月から9月と予測されています。
ラマポーザ大統領は「感染は急増し始めていて、今後さらに拡大する」と述べて国民に感染防止策の徹底を呼びかけ、経済活動との両立をめぐり、厳しいかじ取りを迫られています。
(南アフリカ コロナウィルス感染者数)
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(南アフリカ若年者失業率) 2人に1人は失業中