豪ドル上昇 銅価格上昇
LME銅、5000ドル回復
日経新聞
世界景気との連動性が高い銅の国際価格が3週間ぶりの高値をつけた。
新型コロナウイルスの感染拡大のペースが鈍ったことで、過度な需要不安が後退した。最大の銅地金消費国である中国の需要が持ち直すとの思惑が働いた。
自動車産業の停滞を背景に非鉄市場ではファンドなどが取引を手控えていたが、「流動性が低い中で値が上にはねた可能性がある」(住友商事グローバルリサーチの本間隆行経済部長)との指摘があった。
(銅価格)
中国・武漢で自動車工場が操業を開始。フル操業には程遠いが、それでも市場は買い材料。
さらに、スイスの商品取引・資源大手グレンコアは、ザンビア国内の銅山を向こう3カ月にわたり休鉱とする方針だと発表。銅価格の低下と新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が理由だとしている。
この銅山の休鉱のニュ-スも、銅価格の上昇を招いた。
銅価格上昇、ゆえに豪ドル上昇。