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悲観に傾かない投資家

ブルームバーグ
運用するヘッジファンド世界金融危機時にボラティリティーへの賭けで25億ドル(約2700億円)の利益を上げたスティーブン・ディグル氏は、今回の新型コロナウイルスによる金融市場波乱への賭けを縮小する一方、混乱の中で不当に売られすぎた銘柄を探し始めている。
シンガポールを拠点とするディグル氏は、香港株の指標であるハンセン指数の価格変動拡大を見込むポジションを減らした。同氏がインタビューで明らかにした。
ディグル氏は2月半ばに自身のファミリーオフィスの資金20万ドルを投じてポジションを組んだ。13日に減らし始めた時点で、その投資の価値は100万ドルになっていたという。
「恐らく、恐怖とパニックはピークに近いだろう」とディグルは発言。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は2008年以来の水準に近づいているが、危機としては現在よりも当時の方が大きかったと語った。次に狙っているのは欧州を中心とした株式で、指数連動型投資信託ETF)の「大規模かつ急速な」売りで割安になったと指摘した。

まぁ、恐怖とパニックはピークに近いと考えている筋が多いからこそ、円の上昇も限定的なんでしょうね。
結果は時の経過とともに明らかになるわけですが、悲観と楽観が入り混じりながら、いずれ悲観へ大きく傾くとの個人的見解は変わらず。
ニーマルショックとは、コロナショックにあらず。「終わりの始まり」の起点となるのが2020年ということでしょう。