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IMF 新型コロナウイルスの感染は供給網の混乱が世界で深刻になるおそれがある

IMF国際通貨基金は、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大した場合、部品などの供給網の混乱が世界で深刻になるおそれがあるとして、各国が協調して封じ込めに取り組むよう提言しました。
IMFは19日、今月下旬にサウジアラビアで開かれるG20・主要20か国の財務相中央銀行総裁会議に合わせて世界経済の報告書を公表しました。
それによりますと、世界経済のリスクとして年明けから感染が拡大している新型コロナウイルスを挙げ、今の想定では感染の拡大は素早く食い止められるとしながらも、影響がより長く続く可能性があると警鐘を鳴らしています。
具体的には、感染がさらに拡大したり、先行きが見通せない状態が長引いたりすると、企業の部品などの供給網、いわゆるサプライチェーンが混乱し、影響が世界に広がるおそれがあるとしています。
そのうえで、新型コロナウイルスによる経済的な被害を抑えるためには、各国が協調して封じ込めに取り組むよう提言しています。
IMFはことしの世界経済の成長率ついてはプラス3.3%としている見通しを変更しませんでしたが、修正に含みを持たせていて、新型コロナウイルスの影響がどこまで広がるのか注視するとしています。