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『香港の春』に希望

【香港時事】香港で24日投票が行われた区議会(地方議会)選挙は25日、開票作業が進み、民主派は452議席中、8割超に達する380議席以上を獲得し、歴史的な勝利を収めた。
改選前に議席の約7割を占めていた親中派は大敗し、両派の立場は完全に逆転した。1997年の中国への返還後、民主派が過半数を取ったのは初めて。
投票率は前回(2015年)の47%をはるかに上回る71%。中国返還後に実施された立法会(議会)選、区議選のいずれの記録も更新し、過去最高となった。

 

民主派と親中派議席の割合が選挙前と逆転したことになり、民主派は今回、大幅に勢力を伸ばしたことで、今後、政府に対する要求を強めることが予想されます。
6月以降、100万人以上が参加したとされる大規模な抗議活動を主催してきた民主派団体の代表も初当選を果たしました。「選挙という名前の戦争が始まっただけで、抗議の運動は終わらない」と話していました。

これはまだ区議会(地方議会)選挙に過ぎない。悪の中枢である共産党を打倒するための一歩に過ぎないが、『香港の春』に希望が観えてきた。

 

ブル-ムバ-グ
ペンス米副大統領は19日、香港のデモに暴力が行使されれば米国が対中貿易協定に署名するのは難しいとの見解を示した。
ペンス副大統領はインディアナポリスのラジオ番組司会者トニー・カッツ氏とのインタビューで、「何らかの暴力が行われたり、この問題が適切かつ人道的に対処されなかったりした場合、われわれが中国と取引するのは極めて難しくなるとトランプ大統領は明確にしている」と発言した。
米国は「現在、第1段階合意に向け交渉中」だが、「中国に対して強い姿勢を取っている」と同副大統領は語った。



このペンスさん、昨年ハドソン研究所で行った講演で、中国と米国はかつて非常に友好関係にったが、その後中国当局は不公平な貿易慣行を通じて米国の経済利益を侵害し、米国の政治を左右するための浸透工作を始めたと述べた。
ペンス副大統領は講演中、「中国共産党」または「共産党」という言葉を18回使った。この「中国」と「中国共産党」を区別する視点は、あらためてトランプ米政権が中国国民を敵視しているのではなく、中国共産党を最大の脅威と見なしているとの主張が見てとれる。

焦点は、キンペ-がおとなしく香港を放っておくのかどうか?『血の粛清』あらば、対中貿易協定というちっぽけなことではなく、共産党打倒へと米中対立が観られるのかもしれません。