欧州議会選挙 EU懐疑派、反EU派伸び悩む
中道右派左派両勢力の合計は過半数を下回った。
反EU的極右派、欧州懐疑派は前回の206議席を4議席上回った210議席を獲得したにとどまり、定数751の1/3に届かず。
親EUの中道派やリベラル派である欧州自由民主同盟と環境保護派の欧州緑グループ・欧州自由連盟は議席を大幅に増やし、親EU勢力は全体の約2/3を引き続き確保した。
問題は、英国やフランスのように国内有権者の1/3弱が反EU的な感情を持っているのに、国内政治では小選挙区制が取られているゆえに反EU政党が国政選挙で議席をほぼ獲得できないという矛盾が生じていること。
英国はもうじきEUを脱退するのでどうでもいいが、フランスやイタリアが英国に続く脱EUの動きとなるのかはわからず。
EU離脱に関して、EU側は英国にこれだけ多くの時間的猶予を与え、条件の交渉にも応じた。うまくすれば、EUからの「逃げ得」も可能かと、フランスやイタリアが思い始めているのかどうか。
反EU的極右派、欧州懐疑派は前回の206議席を4議席上回った210議席を獲得したにとどまり、定数751の1/3に届かず。
親EUの中道派やリベラル派である欧州自由民主同盟と環境保護派の欧州緑グループ・欧州自由連盟は議席を大幅に増やし、親EU勢力は全体の約2/3を引き続き確保した。
問題は、英国やフランスのように国内有権者の1/3弱が反EU的な感情を持っているのに、国内政治では小選挙区制が取られているゆえに反EU政党が国政選挙で議席をほぼ獲得できないという矛盾が生じていること。
英国はもうじきEUを脱退するのでどうでもいいが、フランスやイタリアが英国に続く脱EUの動きとなるのかはわからず。
EU離脱に関して、EU側は英国にこれだけ多くの時間的猶予を与え、条件の交渉にも応じた。うまくすれば、EUからの「逃げ得」も可能かと、フランスやイタリアが思い始めているのかどうか。