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ユーロ圏19か国のGDP

ユーロ圏19か国のGDP=域内総生産は、ことし7月から9月までの伸び率が、前の3か月と比べてプラス12.7%となりました。ただ、10月に入って、新型コロナウイルスの感染が一段と拡大し、景気の回復が続くかは見通せない状況になっています。

EUヨーロッパ連合の統計局は30日、ユーロ圏19か国のGDPについて、ことし7月から9月までの伸び率が、前の3か月と比べて実質でプラス12.7%になったと発表しました。
これは統計を取り始めた1995年以降、最も高く、年率に換算するとプラス61.1%と、3期ぶりの改善となりました。
ユーロ圏では、前の3か月のGDPの伸び率が、感染拡大の影響で、年率換算でマイナス39.5%と過去最大の落ち込みとなりましたが、7月から9月は店舗の営業や企業の生産が再開されたことなどを背景に、一転して大幅に改善しました。
ただ、10月に入ってユーロ圏では、ウイルスの感染が一段と拡大し、フランスが30日から全国一律の外出制限に踏み切ったほか、ドイツが11月2日から全国の飲食店や劇場を閉鎖するなど、各国で規制が強化されています。
このため、経済活動への影響が再び深刻になることへの懸念が強まっていて、景気の回復が続くかは見通せない状況になっています。

フランスでは、急速に広がる新型コロナウイルスの感染を抑えるため、30日、ことしの春以来となる2度目の外出制限が全国一律で始まりました。
フランスでは30日、全国一律の外出制限が始まり、市民は生活必需品の買い物や仕事、健康上の理由などを除いて外には出られず、飲食店は、配達や持ち帰りの販売しか認められていません。
首都パリの観光地、シャンゼリゼ通りでは、ふだんは、にぎわうレストランやカフェが閉店し、通りは閑散としていました。
一方、小中学校や高校は、春は休校にしましたが、今回は6歳以上にマスクの着用を義務づけるなど、感染対策を強化したうえで、対面での授業を行うことを認めています。

ユーロ/円
まだ120円台ですか。120円割れはいつ?
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