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EUR/JPY 10月の相場

EUR/JPY

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EUR/JPYで観ると、「円高の8月」、「ダメ押しの9月上旬」、「往って来いの9月中旬」、「8月平均に戻る9月下旬」、そんな表現でしょうか。

10月の主なイベント

10月1日:中国建国70周年(国慶節1~8日)
10月1日:米国2020年新会計年度
10月1日:日本消費税増税
10月4日:9月米雇用統計
10月15日:第1~3弾の対中関税のうち2500億ドル分を25%⇒30%に
10月15日:半期為替報告書発表
10月17~18日:欧州理事会
10月18日:中国第3四半期主要経済統計(GDPやCPI等)発表
10月20日:スイス議会総選挙
10月24日:ECB理事会
10月29~30日:FOMC
10月30日:米7-9月期GDP速報
10月30~31日:日銀金融政策決定会合
10月31日:英国のEU離脱
10月31日:ドラギECB総裁任期満了
10月31日:ユンケル欧州委員会委員長が退任
11月1日:10月米雇用統計

俗に10月は『オクトーバーコンプレックス』とか『秋の相場には魔物が住む』とか言われます。
魔物が手招いて崖から突き落とすとか、魔物が相場を踏みにじるとか。
まぁ、これも景気サイクルやクレジットサイクルの終盤を示しているものであって、毎年10月が下げ相場でもありません。
米国は中国建国70周年(国慶節1~8日)のめでたい日に対中関税の引き上げを見送り、15日に引き上げを延伸しました。その日は半期に一度の米財務省為替報告があります。崖から突き落とすには十分の材料です。
18日には中国第3四半期の弱い経済指標が発表されます。
ダメ押しは、やはりブレグジットでしょうか。
今年の10月は、魔物が現れて相場を蹴散らす、その可能性は高そうに思えます。