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中国 何もかもが粉飾

中国国家統計局によれば、2020年1月から3月のGDPは20兆650億元(約3兆ドル)で、6.8%のマイナス成長。
新型コロナウイルスの感染拡大で経済が長期停滞したため、中国では1992年の統計開始以来、GDPが初めてマイナス成長に転落した。これまでの最低は2019年10月~12月期の6.0%増だった。

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もちろん、中国のGDPが▼6.8%だというのはウソである。
中国ウイルスのまん延で、1~3月期において約46万社の企業が実質的に倒産したことがわかっている。
また、米投資会社、ウルフパック・リサーチ(Wolfpack Research)は4月7日、米株式市場に上場している中国の大手動画配信サイトの愛奇芸(iQIYI)が売上高を粉飾したと指摘した。また、8日、中国オンライン教育サービスの好未来教育集団も、内部監査で、社員による契約のでっち上げが発覚したと発表した。米上場の中国企業の不正会計スキャンダルが相次いでいる。
4月2日、中国コーヒーチェーン大手「ラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)」は内部調査で、2019年の売上高の改ざんなどの不正行為があったことが分かったと発表した。米マディ・ウォーターズ・キャピタルはすでに今年1月末の報告書で、ラッキンコーヒーが商品販売数や販売価格などを改ざんしたと指摘した。
米証券当局などは長い間、米上場の中国企業に対して、中国国内の財務や会計資料を提出するよう求めてきた。しかし、中国当局は国家機密の保護と称して、米側の調査を拒んできた。
ウソの数値で固められた中国に、いずれ審判(神判)が下されるでしょうが、今はトランプさんが大統領選を控えて動けないのがもどかしい。
中国の華やかだった時代も終わりを告げる。中国に残されたものは、莫大な負の清算だけである。