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米国 いよいよ香港民主化に加担か 「中国共産党を駆逐せよ!」

【香港共同】「逃亡犯条例」改正案を発端とした抗議活動が続く香港の中心部で8日、香港当局者への制裁を盛り込んだ法案を米議会が早期に可決するよう求め、数万人規模の市民がデモ行進した。米法案は、香港の「高度の自治」を妨げた当局者を制裁対象にしているとされ、米国の圧力で香港の自治を保障したい考えだ。
デモ隊は公園で集会を開くとともに、米総領事館付近を行進。米国旗を掲げながら「中国共産党を駆逐せよ。香港を取り戻せ!」とシュプレヒコールを上げ、総領事館職員に請願書を手渡した。
法案は米上下両院の超党派議員が6月に提出。本格審議が近く始まる可能性がある。


いよいよ、米国が香港デモ隊を支援するのでしょうか。
米国が間接的に中国を討伐するには、現在3つのル-トがある。
南シナ海ル-ト、台湾ル-ト、そして香港ル-トである。
台湾、香港が中国から正式に独立できるかどうかだが、そのような動きに対して中国は武力介入も辞さないとしている。もし、中国が台湾侵攻となれば、米国の介入とともに武力戦争へと発展することは目に観えている。台湾が中国を侵攻する可能性はゼロ、しかし中国が台湾侵攻する可能性はゼロではない、そこに大きな違いがある。言い換えれば、台湾が中国本土を支配してやろうという野心はゼロ%、しかし中国が台湾を支配してやろう(現に支配下にある)という野心は100%。
大局的には、民主化の波が台湾、香港と南から北上できるかどうかにかかっている。香港から始まり、次に中国本土の上海を巻き込み、民主化勢力が拡大できるかどうか。
朝鮮半島で例えるなら、南(韓国)は民主制、北(朝鮮)は独裁制のように、中国本土では南(香港、上海など)は民主制、北(北京)は独裁制となり、キンペ-は差し詰めジョウウン同様、北で支配を続けることになる。
まぁ、このへんの推測も、まずは香港と台湾の動向を見極めながらのことになります。
ちなみに、もし中国が台湾侵攻をするとしたら、日本の尖閣諸島への侵攻も同時に進められると思います。つまり、日本も無縁ではないということですね。