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円安論者の言い分


最近、円安論者がめっきり減りました。
円安論者の記事を探してもなかなか見当たらず。
しかし、この人は相変わらずのようです。

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リスクオン再来は近い!

米ドル/円の内部構造に基づき、8月安値トライ自体が「ダマシ」であった可能性を示した。執筆中の現時点で、米ドル/円は107円の節目を回復しているから、目先その可能性は一段と高まっている。
香港問題の緩和や米中協議の継続といった、いわゆる外部要素の好転云々はあくまで「後付け」であり、決定的な要素ではないことを改めて認識しておきたい。
たびたび指摘してきたように、米中対立の激化や、一時収束不可能と思われたほどの香港デモ問題など、かなり険悪だった状況にもかかわらず、米ドル/円は104円台に留まり、言われるほど円の上昇モメンタムは見られなかった。
英EU離脱問題も、2016年6月の国民投票時より一段と危機的な段階に来ているにもかかわらず、米ドル/円はあの時の安値99.12円を割りこむどころか、105円の節目以下の終値さえなかった。
危機的な状況とマスコミがあおり、米長短金利逆転や欧州各国国債利回りの軒並み低下で、景気見通しが一段と不透明であり、また世界規模のリッセション必至と解釈されるなか、本来ならば米ドル/円は100円の心理的大台をとっくに割り込んでいるはずだ。しかし、105円以下の終値さえなかったことから考えると、やはり「相場が正しい」と再認識してもらいたいところだ。
換言すれば、2015年高値を起点とした保ち合いが、「規則正しく」完成されたからこそ、その後の値動きをあくまでブル(上昇)相場に展開する前における準備段階と見なせる上、大きな「ダマシ」のサインを点灯したからこそ、その後の米ドルのブルトレンドを暗示していると読み取れる。
つまるところ、相場の値動きのすべては意味を有するもので、その真意を丹念にフォローしていけば、どこかで必ず真相に迫れる。前述の見方が正しければ、米ドル/円は大きな底打ちを図りつつ、これから基調回復に努める公算が大きいだろう。
円のみではなく、「問題児」の英ポンドさえ底打ちのサインを点灯しているから、近々リスクオンの再来を意識しないといけない。リスクオンの場合は株を買い、円を売り、そして米ドル全体(ドルインデックス)は反落、金は売られるだろう。


この人は、相変わらず独自の相場観をお持ちのようで。
『ダマシのサイン』『底打ちのサイン』とは何ぞや?
レ-ト推移グラフに線を引っ張って、『ダマシ』、『底打ち』を語っているご様子。
上がり続ける相場もなければ、下がり続ける相場もない。相場の小波を捉えて語るか、大波を捉えて語るかの違いですね。


さて、別件。
日本の7月経常収支が1兆9999億円の黒字だったと発表された。
財務省の発表によりますと、日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す7月の経常収支は、1兆9999億円の黒字となりました。経常収支が黒字となるのは、これで61か月連続です。

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