fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

日本の経常収支黒字 18年は19兆932億円

海外との貿易や金融取引などで日本がどれだけ稼いだかを示す経常収支は、去年1年間で19兆932億円の黒字となり、前の年の黒字額を2兆8582億円下回りました。黒字幅は前年比13.0%減で、4年ぶりに前年を下回った。原油高で貿易収支の黒字幅が縮小したことが影響したという。
イメージ 1

月次経常収支(2018年)
イメージ 2

月次経常収支(過去5年)
イメージ 3


日本が経常収支黒字を続けていることで、いつも思い起こさせることがある。
忘れもしない東日本大震災を経て、日本の状況が構造的に変わったという指摘が当時増えていた。震災によるサプライチェーンの寸断や電力の制約のよる生産の制約で輸出が震災前のレベルには戻らない、歴史的な円高も加わって国内生産の空洞化が加速する、発電燃料を中心にエネルギー輸入が減らないなど、日本悲観が渦巻いていたものだった。。
JPモルガン証券の当時のチーフエコノミストは、2008年の世界的な金融危機の後は構造が変わり、東日本大震災によって日本の貿易収支の赤字化により、2015年には経常収支が赤字化すると予想。
日本経済研究センターも、原発の全面稼動停止を理由に、日本の経常収支は2017年に赤字に転落すると予想した。
日本悲観、クソ喰らえ!頑張ろう、ニッポン!