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日本 2018年度経常収支 19兆4144億円の黒字

日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す昨年度の経常収支は19兆4000億円余りの黒字で、黒字額が5年ぶりに減少しました。
財務省の発表によりますと、昨年度1年間の日本の経常収支は、19兆4144億円の黒字でした。黒字額は前の年度より2兆7605億円減り、5年ぶりの減少になりました。
黒字額が減少したのは、エネルギー価格の高止まりで輸入額が伸びた一方、輸出が伸び悩んだことで、貿易収支の黒字額が7068億円と、前の年度に比べて3兆8000億円を超える大幅な減少になったためです。
一方、海外との利子や配当のやり取りを示す「第一次所得収支」は、日本企業が海外の子会社から受け取る配当が増えたことなどから、21兆652億円の黒字と過去2番目の黒字額になりました。
また、外国人旅行者の増加にともない、「旅行収支」の黒字額は、前の年度より4700億円余り増え、2兆4890億円と過去最大の黒字になりました。
合わせて発表されたことし3月の経常収支は2兆8479億円の黒字で、57か月連続で黒字となりました。

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GDP 経常収支黒字率 +3.5%
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参考までに、米国の経常収支
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見事なまでに赤字が膨らんでいる。
今後の予測では、かなり赤字が膨らんでいくことが見込まれている。
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年1兆ドル程度の財政赤字の発生とともに、経常収支赤字を併せた「双子の赤字」は、いつか市場で問題視されるでしょう。