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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

リスクオン相場

市場はリスクオン相場。

ドル/円は107円。平均106.6円で売りポジション。

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ポンド/ドルは、ポンドが急上昇。平均1.22で売りポジション。深追いせず。

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今のメインであるオ-ジ-ロング。

ユ-ロ/オージ-は一時1.66まで上昇後、現在は1.61台。平均1.638で売り。

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オ-ジ-/キャンドルは緩やかなオ-ジ-上昇。毎日、どこかでオ-ジ-を買い増しています。

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新たに、ポンド/オ-ジ-。

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レッグ・メイソン・アセット・マネジメント

豪州準備銀行(RBA)は9月3日の金融政策理事会において、大方の市場予想通り、2会合連続での政策金利の据え置きを決定を下しました。
フィリップ・ロウRBA総裁は声明文において、「失業の削減やインフレ率の回復には、長期間にわたる低金利が必要になる」と述べ、低金利政策の長期化を示唆しました。さらにロウ総裁は「労働市場を含む経済動向の変化を注視し、必要があれば追加緩和を実施する」と、引き続き追加利下げの可能性にも含みを持たせています。
市場コンセンサスでは、2020年1-3月期までに2回の追加利下げが見込まれ、2020年3月末には政策金利は史上最低水準の0.5%へ低下すると予想されています。
一方、RBAによる金融緩和や豪州政府の所得税減税の効果などから、豪州景気の先行きに関して明るい兆しが徐々に見えつつあります。
2019年8月以降は主要都市での住宅価格の上昇ペースの加速が顕著です。シドニーメルボルンの8月の住宅価格は、それぞれ月間+1.6%(年率換算+20.5%)と+1.4%(年率+18.4%)の底堅い上昇となり、住宅市場の本格回復の兆候を示唆しています。
また、個人消費に関しては、7月の小売売上高が前年比+2.4%(前月比-0.1%)と弱含む結果となったものの、所得税減税の還付が本格化する8月以降、減税効果による個人消費への押し上げが期待されます。
今回の声明文でも、RBAは「豪州の経済成長率は今後2年程度でトレンド近辺まで緩やかな上昇が予想される」と、豪州景気の先行き対して前向きな見通しを示しました。
今後、豪州景気の回復のすそ野が住宅価格から徐々に個人消費などの実体経済に広がり、RBAの利下げ打ち止め感が出始めれば、豪ドル相場への見直し余地が生まれる可能性があると考えられます。
また、注目された2019年4-6月期の豪州の経常収支は、市場予想(+15億豪ドル)を大きく上回る+58.5億豪ドルの経常黒字となりました。四半期ベースでの豪州の経常黒字は1975年4-6月期以来、44年ぶりとなります。
近年の資源輸出やサービス輸出(観光分野でのインバウンド消費)の拡大を背景に、2019年4-6月期に貿易黒字が過去最高の199.0億豪ドルとなったことが経常黒字化の主要因となりました。今後、豪州の経常黒字が定着化すれば、実需取引の面から豪ドル相場への下支え要因になると期待されます。

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