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米国の格下げ、有事の金(ゴ-ルド)

ロイター
<マーケット ストラテジィ インスティチュート代表 亀井幸一郎氏>
米政府機関の一部閉鎖が過去最長を更新中だが(1/18時点の記事のため)、金融市場がより気にかけているのは、3月に控える米債務上限引き上げを巡る米議会との協議だ。
債務上限引き上げが早晩合意に達しなくても、米財務省は数カ月間はストップ・ギャップ証券を発行してやりくりできるはずだが、合意を先延ばしすればするほど、格付け機関による米国債の格下げリスクが高まるだろう。
過去にも同じようなことがあった。
オバマ政権下の2011年8月5日、米格付け会社のS&Pは、米国債の格付けを最上級の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に一段階引き下げた。格下げをした理由のリストの中には「決められない政治」が入っていた。
トランプ大統領は、今まさに何も決められない状況にあり、今回、債務上限問題で議会との協議が難航すれば、2011年当時は米国債の格付けを最上級に維持していたフィッチやムーディーズも格下げに踏み切る可能性があると予想している。
金融市場が懸念しているのは、米政府機関閉鎖の記録更新自体ではなく、その延長線上にある米国債の格下げリスクと、米債券市場での「悪い金利上昇」によって起こり得る株式市場やドル相場の下落だ。
2011年の米国債の格下げ当日、ドルは高値79.42円から78.30円に下落。その2週間後にはさらに75.94円まで下落し、同年10月には戦後最安値をつけることになる。
現在、株価もドルも、年末年始の急落からのリバウンド局面にあるが、リバウンド相場の先には、波乱が待ち受けているかもしれない。


私fxdondonはしきりに米国債の格下げについて触れてきましたが、米国債の格下げリスクを書いた記事を目にしませんでした。ようやく、上記の記事を見つけました。
世間では、「米国債が格下げされるはずがない」、「大した問題じゃない」とでも思っているのでしょうかね?
まずは、英国の格下げから始まるでしょうが、中国そして米国へと格下げは続いていくように思えます。
それによる最大の受益は、金(ゴ-ルド)が得ることになると観ています。

NY金相場 年足
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