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過去の経験則、米国の消費者信頼感指数からリセッション入りを考察

ブル-ムバ-グ
米国の消費者信頼感指数は最近の低下にもかかわらず、依然として比較的高いように見える。しかし、ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)は、米国がリセッション(景気後退)に近づきつつあることを基調データが示唆していると指摘した。
ガンドラック氏は「現時点で最大のリセッションのシグナルは、消費者信頼感の期待指数と現況指数の差だ」と述べる。01年3月は同年の米国のリセッションが始まった月。

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ガンドラック氏は消費者信頼感をリセッションの先行指標の1つとして追跡している。
逆張り投資家として知られるガンドラック氏は、トランプ氏が米大統領選に当選すると予測し、昨年の株価下落を予想した数少ない資産運用者の1人。


へぇ~、「消費者信頼感の期待指数と現況指数の差」がリセッション入りの経験則なんですか。知りませんでした。これからは私fxdondonも参考にします。
新債券王ことガンドラックさんは記事にもあるように「逆張り投資家」で、どこまで信じていいのかよくわからない人なんですよね(苦笑)
ブリッジウォ-タ-のレイ・ダリオさんはとても参考になるのですが、ガンドラックさんについては、「ビットコインは楽々5000ドルへ」などと述べてみたり、「Appleショックは弱気相場の典型」、「量的引き締めは株式にマイナス」、「債務が支える見せかけの好景気」とか個人的に同感できるものもあります。
ただ、ダリオさん、ガンドラックさん共通する見解、それは今後引き起こされる「ドル危機」を予想していることです。

ガンドラックさんの発言(ツイ-ト)
FRBは望んでいた利上げをしてきたから、私はこれを『自爆作戦』と呼んできたんだ。米国は債務を増やし、その債務のコストは自然に上昇している。」
「米国の未積立の債務は122兆ドル(約1.3京円)、GDPの6倍だ。仮に経済全体の10%をこれら制度の未積立分の積み立てに回すとしても、60年かかることになる。」
「問題は、米国経済の急拡大の主因が財政赤字拡大によるものである点だ。
政府の歳出の変化はGDPの式の一部で、歳出を増やした分GDPが増えるのは当たり前のことだ。歳出を元に戻せばGDPもその分が減る。その上げ下げをどうこう議論する意味はない。歳出を元に戻せるか、国が借金を返せるかにある。今は姿は見えないが、いつか米国は景気後退に入り、財政赤字は完全に爆発するだろう。」
ガンドラック氏は、2016年から2021年までに米長期金利が6%へ上昇すると予想してきた。
ただ、最近のガンドラックさんは不吉なツイートをするのが日課となっているとも言われる。
まぁ、著名投資家の誰か一人の見解に左右されることなく、複数の著名投資家に共通した見解を参考とするのがベストでしょうか。
と、なると、今後は「株安」「ドル安」に集約されそうです。まぁ、今までの「株高」「ドル高」相場が反転するだけだと思えば、理に適った単純な観方ですがね。