ＵＳＤ/ＪＰＹ 下落

米連邦準備制度理事会（FRB）は2019年初めての連邦公開市場委員会（FOMC）で、政策金利は据え置き。
会合後の会見で、パウエル議長は「利上げの根拠は弱まった」と発言。
金利先物市場での6月の利上げ確率は26％からわずか7％まで低下。2019年を通して、利上げ見通しは大きく後退した。

さて、これでドル/円の１月度高値は109.995円で確定したと言ってもいいでしょう。これが2019年を通して、ドルの高値となります。

これからは、米国の財政収支、米国債の需給動向にかかっています。

先般の米政府機関の一時閉鎖が、財政収支にどう絡んでくるのか？政府職員の給料カットが、赤字縮小に影響するのかどうか。

そして、政策の減税という税収減に加えて、今後は企業業績が悪化することで法人税、従業員の所得税などの税収が予想以上に減少する可能性もある。

目玉はやはり、米政府債務上限の枠決めです。メキシコ国境の壁よりも、国防・軍事費をどこまで増やすのかが焦点。宇宙軍の立ち上げも気になるところです。

ドル/円