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連合王国グレ-トブリテンは離散するのかどうか

英議会は29日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を延期する権限を議会に与えることを可能とする修正案を321対298で否決した。無効、棄権が31。
ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を巡る複数の修正案のうち、「合意なき離脱の拒否」を盛り込んだスペルマン議員の修正案を賛成318、反対310の僅差で可決した。無効、棄権が22。
また、北アイルランド国境に係る「バックストップ(安全策)の代替」を求めることを盛り込んだブレイディー議員の修正案を賛成317、反対301の賛成多数で可決した。無効、棄権が32。
この期に及んで、まだ無効や棄権票が30を超えてるって、どういうこと?合意なき離脱拒否では無効、棄権が最も少ないが、それでも22人いるって、どういうこと?
そんな議員にも、英国民は税金で給料を払っているんだから、呆れたもんです。
メイ首相率いる与党・保守党が第1党で議席数は318。過半数の326に8議席足りず、英国の下院はいずれの政党も過半数を獲得できない「ハングパーラメント(宙ぶらりんの議会)」。
これから創り出される「歴史」は、英国の合意なき離脱を求めているように思えます。そして、循環する景気サイクルも、英国がどん底に突き落とされることを示唆しているように思えます。
かつては、世界の大陸、海を支配していた英国。しかし、植民地だった国々は相次いで独立。現在では欧州の孤島で連合王国として生き延びていたが、それも離散する、そんな栄枯盛衰を象徴する国が1つあっていいと思います。まぁ、あくまで主観ですがね。
過去の経験則、教訓として、英国の栄枯盛衰スト-リ-を人々が語るようになるのは良いことです。「自分の国は、そうなりたくない」、そう思わせてくれる英国の例は、世界諸国にとって有益となるでしょうから。

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