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英国とEU 自由貿易協定などの交渉再開も厳しい局面に

大詰めを迎えているイギリスとEUヨーロッパ連合自由貿易協定などの交渉は、双方が折り合えず一時中断し、首脳による電話会談が行われました。双方は6日に交渉を再開し、週明けに改めて首脳会談を行うと発表しましたが残された時間がわずかとなる中、一段と厳しい局面に追い込まれています。

イギリスとEUはイギリスがことし1月にEUを離脱した後、年内の締結を期限として自由貿易協定などの交渉を続けていますが、イギリス海域での漁業権などをめぐり難航しています。
イギリスとEUの交渉チームは集中的に協議を行ってきましたが双方が折り合えず一時中断し、5日、イギリスのジョンソン首相とEUのフォンデアライエン委員長が事態の打開をめざして電話で会談しました。
会談後、双方は共同で声明を発表し、重大な意見の違いがあることを認識しているとしたうえで6日、ブリュッセルで交渉を再開し、週明け7日に再び首脳会談を行うことを明らかにしました。
交渉は大詰めを迎え、漁業権をめぐってイギリスが一部譲歩するという見方が伝えられる一方、フランスが強硬な姿勢を示すなど年末までの期限を目前にしてもこう着状態が続いています。
6日に再開する交渉と週明けの首脳会談で事態の打開が図れるのか、残された時間がわずかとなる中、一段と厳しい局面に追い込まれています。