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レバレッジドローンの価格急落

レバレッジドローンの価格急落
クレジット市場の重大リスクが鮮明に

ブルームバーグ
インクジェットカートリッジから携帯電話までさまざまなもののリサイクルを手掛けるクローバー・テクノロジーズのローンの価格が急落した。
同社が5年前に借り入れた6億9300万ドル(約750億円)のローンがこの1週間に、約48時間の間にほぼ3分の1の価値を失った。その驚異的な値下がりで、企業向けローンの売買を手掛ける熟練の投資家さえも損失を被った。
クローバーのローンの規模はウォール街の基準では特に大きくはないが、その急激で大幅な値下がりはあらためて市場に警鐘を鳴らした。規制当局は数カ月前から警告を発しているが、クローバーの件は、世界的な利回り追求が借り入れ増大と緩い引き受け基準をもたらしているレバレッジドローン市場のリスクを浮き彫りする事例となった。取引が薄くなる可能性のある市場で、非流動性が突然クレジット市場の主要な懸念材料となっている時期に、レバレッジの高い企業向けのローンがいかに急速に値崩れし得るかをこの例は示している。
流動性の低さを考えると、買い手が「同時に売ろうとすれば、価格は急激に下落し得る」と、債務再編を専門とする投資銀行GLCアドバイザーズのソーレン・レイナートソン氏が述べた。
4Lテクノロジーズ(クローバーの法的な社名)およびそのオーナーのプライベートエクイティー投資会社ゴールデン・ゲート・キャピタルの担当者はコメントを控えた。

まだまだ株式もジャンク債もにぎやかなパーティーは盛り上がっています。
ただ単に、クローバー・テクノロジーズが急性アルコール中毒で倒れそうなだけです。レバレッジドローンに連なる企業が次から次へとアルコール中毒になって意識不明の重体となって騒がれるのはまだ先のこと。
それは、トランプさんがまもなく繰り出す、次なる中国への追加関税で鮮明になるのかも。

米中貿易交渉  不調なら追加関税へ

トランプ大統領は中国との貿易交渉をめぐり「われわれが望めば、新たに3250億ドル分の輸入品にも関税をかけることができる」と述べ、追加の措置も辞さない姿勢を示しました。
米中の貿易交渉をめぐっては先月下旬の首脳会談でこう着状態にあった交渉を再開することで合意しましたが、その後は電話協議しか行われず、米国は中国が首脳会談で約束した米国の農産品の購入に応じていないと主張しています。
トランプ大統領は16日、ホワイトハウスで行われた閣議で「関税に関しては長い道のりがある」と述べ、交渉が長引く可能性があることを認めました。
そのうえで「われわれが望めば新たに3250億ドル分の輸入品にも関税をかけることができる。中国が約束を破らないことを期待する」と述べ、中国が要求に応じなければ中国からのほぼすべての輸入品に高い関税をかける追加の措置も辞さない姿勢を示しました。
トランプ大統領の今回の発言の背景には交渉が進まないことへのいらだちがあり、強硬な発言をちらつかせることで協議を進展させたい考えがあるとみられます。
いずれ、追加関税が行われるのでしょう。
中共倒れ、株価クラッシュの可能性が高まります。